メンタルニュース

メンタルニュース NO.27

事業活動と財団紹介特集

財団の2つの事業活動

  1. 助成事業
    助成事業とは、神経症やその他の精神療法に関する助成金を交付する事業で、主に病院や大学の研究機関など、組織的に森田療法やその他の精神療法研究を普及、啓蒙する機関に対して、研究活動助成金を募集し、交付するものです。これには毎年、総額で2000万円の助成金を交付しています。
  2. 一般事業
    一般事業は、主に一般の市民の皆様に提供しているサービスです。 一般事業には、神経症や不安障害に関する心の健康セミナーの開催。神経症、森田療法及びその他の精神療法に関する図書の紹介や閲覧・コピーサービス等を行う図書室。また、無料の電話相談・面談・インターネット相談室や心の健康に関する小冊子、ビデオ、DVDの販売等を行っています。

リニューアルした図書室

移転に伴い図書室は大きく変わりました。これまでは精神分野を中心に一般のビジネス書など、約8000点の図書・ビデオ・テープ類を保管していましたが、今回の移転に伴い、専門図書室として特徴と役割を追求するため、主に森田療法や精神療法に関する専門書を中心に幅広く奥行きの深い図書・閲覧ができるように変更しました。
また、知りたい内容に応じて、担当職員にお尋ねいただければ、最適な書籍も即時に紹介します。
同時に今回新たに、一人専用の視聴覚コーナーも設置致しました。

  • ご利用時間
    • 月曜日〜金曜日の午前10時〜午後5時迄
    • 土曜日、日曜日、祝祭日及び年末年始、盆休、図書室整理期間は休室
  • サービス内容
    • 閲覧、貸出し(無料)
    • コピーサービス(有料)
    • 視聴覚コーナー(無料)
    • 関連図書やビデオ(有料販売)

電話相談・面談・インターネット相談

電話相談は、ほぼ毎日受付しています。専門相談員と一般相談員の2名体制で、必要に応じて個人面談サービスも実施しています。〈要予約〉
インターネット相談室は、ホームページ上で運営する会員制掲示板「心の体験フォーラム」による心の相談室です。会員は全て神経症やうつ病など不安障害で悩む人と悩みを克服した人のみで構成され、相互扶助による悩みの相談室です。(詳細は5ページ) 電話相談は、ほぼ毎日受付しています。専門相談員と一般相談員の2名体制で、必要に応じて個人面談サービスも実施しています。〈要予約〉
インターネット相談室は、ホームページ上で運営する会員制掲示板「心の体験フォーラム」による心の相談室です。会員は全て神経症やうつ病など不安障害で悩む人と悩みを克服した人のみで構成され、相互扶助による悩みの相談室です。(詳細は後述)

  • 電話相談
    • 専門相談員 火曜日と木曜日
    • 一般相談員 月曜日〜金曜日(図書室職員)
  • 面談
    • 事前にお電話でご予約ください
    • 予約受付は専門相談員まで

グループ相談やDVD視聴ができる会議室

複数の人が集まる場合には、会議室にて、グループ相談会や面談などが出来るようになりました。
10名程度までの少人数ですが、グループ単位でビデオやDVDを観ることも可能です。
また、森田療法を共に学習したい方や複数の人で、心の問題に関する討議も出来ます。 同時に専門家グループを対象にしたセミナー室としての貸与も検討しています。お問合せやご相談は当事務局までご連絡ください。

全国・心の健康セミナーを開催

心の健康セミナーを開催 当財団では従来から拠点である関西を中心に「心の健康セミナー」を開催していましたが、2008年からは、全国各地で一般市民向けに同健康セミナーを開催しています。
テーマは、「不安とうつ、神経症の森田療法」や「森田療法の実際と自助グループ活動」等、各地でテーマや内容は異なりますが、原則無料で開催しています。
開催地は、北海道、東京、浜松、大阪、岡山、福岡などの地域で、年10回程度の開催をしています。

独自刊行物の発刊や森田療法セミナーDVDも販売

年に1回「メンタルニュース」や「研究助成報告集」等の独自刊行物を発行しています。
「メンタルニュース」はテーマを変えて発刊し無料で提供しています。「研究助成報告集」は研究活動助成金の交付を受けた研究者の論文集です。こちらも要望があれば無料で提供しています。
また2008年には当財団設立20周年を記念した「森田療法セミナーDVD」や委託事業として企画・制作した「外来森田療法のガイドライン」及び「入院森田療法の効果に関する研究」(共に日・英語版)等の資料もあります。

財団ホームページがリニューアルオープン

財団のホームページは1996年の開設以来、2009年で14年目を迎えます。お陰さまで現在では、月間2万人以上の方にご利用いただき好評を博しています。
しかし、10年を経過した今日、システムを含めた老朽化が目立つようになり、2008年より新しいホームページの開発に着手。ようやく新しいホームページとしてリニューアル・オープンしました。今回はその内容をご紹介します。

3つのカテゴリーで紹介

新しいホームページで最も目につくのは、コンテンツを3つのカテゴリーメニューに分類したことです。
この3つのカテゴリーに沿って簡単にご紹介します。

  • 市民の皆様
    一般市民向けに提供しているサービスをまとめました。サブメニューとしては、
    • 電話相談・面談
    • 図書室
    • DVD・ビデオ
    • テープ(視聴動画等もあり)
    • 体験フォーラム(会員制掲示板)
    • メンタルニュース
    などを提供するサービスに加え、特に当財団の特徴である森田療法及び精神療法に関する詳細な情報を提供しています。その内容とは、
    • 神経症(不安障害)を治す
    • うつ病とは
    • 森田療法とは
    • 自己診断チェックリスト
    • 克服体験記
    • 症状別アドバイス集
    • 参考図書
    • 森田療法医療機関
    などです。これらのサブメニューにはさらに詳細な情報があります。また今回、特に新しく追加したコンテンツとしては「神経症の治療方法」「家族や職場の対応」「神経症Q&A」などがあります。
    また閲覧頻度の高い自己診断チェックシートには、新たに「うつ病チェックシート」「パニック障害チェック」「強迫性障害チェック」等も追加しました。
    同時に、会員制掲示板「体験フォーラム」は、リニューアルを機会に大きく生まれ変わりました。
    体験フォーラムは、神経症やうつ病など心の問題で悩む人と、これを克服した人のみが利用できる心の相談室です。現在は1000名以上の会員が利用しており、会員の書き込みも2万件を超えて、リニューアルを機会にシステムを全面的に改善。セキュリティや会員の入退会システム、掲示板のデザインや仕組など、より使いやすく、安心・安全なシステムに移行しました。
    もちろん、従来どおり慈恵医大の先生方に専門医として月に一回のアドバイスもいただきます。
  • 研究者の皆様
    当メニューは、今回のリニューアルにあたり新しく独立・追加したメニューです。このメニューは専門家の皆様を主たる対象にしています。
    具体的なサブメニューとしては、
    • 研究助成
    • 海外活動
    • 日本森田療法学会
    • 森田療法セミナー
    などです。当財団が助成する研究活動助成金の募集要項や専門家向けセミナーの案内、また国内外の森田療法学会の案内など、財団とも連携して実施されている各種の研究者向け情報をまとめたものです。
  • 財団紹介
    当メニューは財団の概要や事業活動の紹介、組織、人事など公益法人としての情報公開ページです。
    特に公益法人は、今後新しい法制度のもとに生まれ変わろうとしています。その意味においても、公益性や公明性をより重視した事業活動や情報公開が求められています。
    今後、定款や組織・人事なども大きく変革する予定ですので、その内容が明らかになり次第、新しい情報を公開していきます。
  • その他のメニュー
    その他のメニューとしては、全コンテンツを一覧できるサイトマップや統一的なお問い合わせフォーム、ブログ、携帯サイトへのリンクなども設けています。また、検索欄も上部メニューに統合して、いつでも読みたい内容を即座に検索できます。

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