近年、わが国の医療技術の発展はめざましく、世界のトップレベルにあって、人びとの生命維持や健康増進に大きく寄与しています。
ところが昨今、社会環境の多様化、高度化、複雑化等の環境変化もあって、過度のストレスや精神不安から、ともすればこころや体の変調をきたすなど、いわゆる「神経症(不安症)」状態におちいる人が少なくありません。
当財団は、創始者の岡本常男自身が、神経症による極度の胃腸神経症に苦しみ、悩み抜いた末に森田療法に出会い、その理論の学習と実践によって、驚くほど短期間に全治することができました。そしてその時の感動と感謝の気持ちから、このすぐれた精神療法をひとりでも多くの神経症や心の病で悩み苦しむ人達に知ってもらいたい、という使命のもと、1988年に当財団を設立しました。
森田療法は、森田正馬博士(1874〜1938年)が創始した日本が世界に誇る、独自の精神療法です。この優れた森田療法及びその他の精神療法への助成活動や普及・啓発活動を通じて、これからも広く、人びとの心の健康と福祉の向上・発展に微力ながら貢献したいと念願している次第です。
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