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症状別アドバイス集

強迫神経症の部屋

「顔の大きさが気になる」 '20.1 

Sさんは顔が大きいことに悩み、そして、顔が今後もっと大きくなるのではないかと不安を感じられているとのことでした。またその後「本当は他人は自分のことを殆ど気にしてないのでは」とも思うようになっていて、真実はどうなのか皆さんの意見を聞きたいと書かれています。

これを読んで、Sさんの不安障害はもう大分よくなられているんだろうなと思いました。なぜなら「殆ど気にしていないのかも」というのは他者の視点から自分を見られるようになってきている証拠ですし、実際はどうなのかと事実を見ようとする姿勢や事実を検討できる力は不安障害を克服するのに何より必要なものだからです。

他人は自分のこと(特に顔のこと)を殆ど気にしていないというのもその通りだと思います。他の方も書かれていたように、集合写真を渡されるとみんな自分を探して、自分がどう映っているかを確認するのです。そして、職場で信頼されるのは小顔な人でも顔のいい人でもなく、誠実にきちんと仕事をする人です。顔に惹かれて恋愛が始まることもあるかもしれませんが、その関係がお互いに心地よく長続きするためには顔以外の要素(お互いの性格や相手に対する思いやりなど)の方がずっと大切です。

Sさんは顔が大きいと何が困るのでしょう。馬鹿にされないかどうかが気になると書かれていましたが、実際はどんな風に自分のことを思ってもらえたらいいなとSさんは思っているのでしょうか。そこにSさんの願いがあるのだと思います。

どういう自分でいたいのか。そしてその願いを具体的にして、実現のためにはどうしていったらよいかを考えてみてください。友達や彼女を作るのは相手もいることなので自分だけのペースでは進みませんが、大事なのは不安をやりくりすることではなく、その元にある願いの実現に向けて今できることに力を注ぐことです。仕事だったら今担当している仕事をしっかりやる、趣味や好きなことがあればそれを楽しむ、評価や人間関係はその後についてきます。
(矢野勝治)

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