急性期の不安と薬物療法。
Aさんを襲った急性期のパニック発作の治療は定型的におこなわれました。まずパニック発作の医学的説明がなされたのです。それが性格の弱さなどではなく治療を受ける状態であること、発作の最中に心臓が止まったり、死んでしまったり、気が狂ったりすることはないこと、薬物療法の有効性などです。
そしてなるべく回避的にならないようにとの助言もなされています。しかしこれだけではAさんの治療は不十分でした。
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