神経症を治す〜神経症(不安障害)の治療方法

薬物療法への接し方(症例と解説)

森田療法の実践

身をもって体験したこの逆説、不安に対する体験的理解は、Aさんをさらに変えることになります。不安というのは逃げようとすればするほど、おこしてはいけないと思えば思うほど、コントロールしようとすればするほど、強まっていくものだとわかったAさんの行動半径は徐々に大きくなっていきました。つまりAさんは「不安から逃げようとするから不安は襲ってくるのだ」と体験的理解をしたのです。

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