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メンタルニュース NO.20
ホームページ特集 第2弾
当財団の『神経症の人のためのホームページ』は、今年で6年目を迎えます。 月間のアクセス数は40万ヒットを超え、累計では1000万を超えるヒット数を記録しています。
年々増える閲覧数は、まさに「心の時代」といわれる現代を反映しているといえるでしょう。
会員制掲示板(体験フォーラム)の現状と仕組み
■体験フォーラムとは
体験フォーラムは、会員制形式で相互にアドバイスをしあう掲示板です。
この掲示板は、神経症に悩む人、あるいは実際に悩んで克服した人同士が、相互に意見や助言、質問などの交換を行い、神経症の克服に役立てる相互ケアのためのコミュニケーションの場です。
■体験フォーラムの基本システム
体験フォーラムはその性格上、真面目で真剣な話しあいの場ですから、入会時の審査や意見反映の際のチェックシステム、また掲示板運営にあたっての会員規則やルールなどを下記のように厳しく設定しています。
| 1)利用方法と利用時のルール |
4)モニタシステムの採用 |
| 2)利用対象者の制限 |
5)匿名での意見交換システムと
個人間の直接メール交換の禁止 |
| 3)入会時の審査基準の設定 |
6)専門家(ドクター)の助言 |
単に説明すると、まず入会時にその対象と入会目的、悩みをきちんと管理者が審査・確認した上で、入会に必要なIDとPW(パスワード)を発行し会員登録をします。会員は入会時にその規則やルールを十分理解した上で、匿名で参加できますから、安心して意見を述べることができます。
会員はその悩みに応じて、当初から4つの症状別掲示板のどれか(普通神経症/強迫神経症/不安神経症/その他)のグループに振り分けられ、そのグループの中で自由に発言することができます。もちろん、他の症状の掲示板でも発言することは可能です。
管理者は発言された内容に問題がないかを、事前にモニターシステムでチェックしてから、承認します。承認すると掲示板に意見が反映されます。
意見反映に少し時間がかかりますが、他人への批判や中傷、PRや当目的に関係ない意見など、この時点で削除されます。
また個人間での意見交換は、原則として、匿名(ニックネーム)で行い、直接個人同士のメール交換や意見交換、連絡のやりとりは禁止しています。
これは可能な限り個人のプライバシーを尊重する意味と個人間でのトラブルを防ぐために設けたシステムです。
このように、掲示板は常に健全で、肯定的、積極的に運営される仕組みにより、神経症に悩む人達が安心して参加できる交流の場となっています。
■参加会員の症状別の割合
現在、体験フォーラムの会員数は、平成14年9月末時点で473名。内訳は、男性が277名(59%)、女性が196名(41%)となっています。
その中で、各会員がどのような悩み(症状)をもった人で構成されているのかをみてみましょう。会員はそれぞれ複数の悩みをもった人が多いのですが、各会員の主要な症状別の割合は下表の通りです。悩みの内容としては、圧倒的に「対人恐怖」が多く、全体の23%を占めています。
*体験フォーラム会員の主要な症状の割合
| 1)対人恐怖:23% |
9)不安:3.5% |
| 2)パニック障害:8.5% |
11)うつ病:3.0% |
| 3)抑うつ神経症:7.5% |
11)猜疑心・疑念:3.0% |
| 4)手の震え:4.5% |
13)外出・広場・乗物恐怖:2.5% |
| 4)視線恐怖:4.5% |
13)疾病恐怖:2.5% |
| 4)強迫観念:4.5% |
15)心臓神経症:2.0% |
| 7)書痙:4.0% |
15)頻尿・耳鳴り:2.0% |
| 7)手足の痺れ・頭痛等:4.0% |
17)その他:17.4% |
| 9)赤面恐怖:3.5% |
※全体199名(男性106・女性93)中間集計結果 |
また最近多い症状として「パニック障害」が8%、「抑うつ神経症」が7%などが上位になっており、近年の特徴的な傾向がうかがえます。
■掲示板での意見交換の現状
会員同士の意見交換は毎日活発に行われています。管理者を加えて、各4つの症状別掲示板で(普通神経症/強迫神経症/不安神経症/その他)、それぞれ意見や質問、悩みを書き込み、それに対して同じ悩みをもつ人や克服した人がアドバイスや励まし、フォロー意見を述べるという形式で進行しています。
そして月1回、それら全体をみた上で、当掲示板の専任ドクターである北西憲二先生(日本女子大学教授・森田療法研究所所長)から、アドバイスをいただくことで、まとめとしています。
ここでは、相互ケアの観点を重視しながら、各個人会員へのアドバイスをも盛り込んだ形で、総合コメントがなされます。コメントは掲示板とは別に、別途月間コメントとして毎月掲載・更新され、会員の方ならどなたでも読むことができます。
新しい検索システム
現在、ホームページには非常に多くの情報が掲載されています。
そんな情報の中から自分にあった情報を素早く探すツールが、新しく導入された検索システムです。
この検索システムは、自分の思い浮かぶキーワードを入れて検索すれば、そのキーワードが含まれるタイトルページを自動的にリストアップしてくれます。もちろん複数のキーワードを入れて検索することも可能です。
この検索システムは、ホームページ全体の検索と会員制掲示板を対象にした検索システムの2つがあります。ホームページ全体は、誰でも自由に利用できます。会員制掲示板の検索システムは入会した会員の方のみを対象にした、掲示板専用の検索システムです。これは、掲示板に書き込まれた意見を同じようにキーワードで検索し、リストアップしてくれます。なお、これらの検索システムは、利用者からの要望に応えて実現されたものです。
神経症の心構えと対策
ホームページには、神経症の個々の症状に対する心構えとその対策について詳細に掲載しているページがあります。このページは、「高良武久著作集〜森田療法〜」(白揚社)より抜粋引用したものです。
文章としては、かなり古い文体でやや読みづらいですが、初心者でも、何故そのような症状が起こるのか、その時にどのような心の持ち方をすれば良いのか、またその症状を克服するためにどのようにすれば良いかなど、具体的でわかりやすく、すぐに役立つ内容になっています。
掲載されている個々の症状は、右表のように代表的な症状ばかりです。初めて神経症になり、その原因と対策について理解したいと思う人は、この症状と対策集を是非、参考にしてほしいと思います。また、これらの症状と対策に加え、実際に克服された人の体験談(克服体験談)も非常に役立つ内容となっています。
iモードとLモードサイトについて
ホームページでは、最近急速に普及している携帯用のiモードと新しくNTTが電話機で使えるインターネットとして普及を促進しているLモードにも対応したページを用意しています。
まだまだ両サイトとも情報の量・質ともに十分ではありませんが、今後の動向をみながら、充実化をはかっていくことが課題となっています。特にLモードは、最近徐々にアクセス数が伸び始めており、今後の普及に伴う対応を検討しています。
また、当財団Lモードサイトは、Lモードの公式ガイドブックやミニリーフレットなどにも紹介され、同書は家電販売店店頭や書店でも販売されています。
iモードサイト:http://www.mental-health.org/i_mode/
Lモードサイト:http://www.mental-health.org/L_mode/
その他の神経症ホームページの紹介
当財団以外にも神経症に関するホームページはたくさんあります。
そんな中で当財団と親交があり、相互協力をしている病院や機関などの代表的なホームページを紹介しましょう。
■森田療法研究所のホームページ http://www.neomorita.com/
当財団の体験フォーラムの専任ドクターでもある北西先生のホームページです。
当ホームページは特に現代社会と森田療法を改めて見つめ直し、新しい現代社会において森田療法をどのように活用するのかを解説しています。
■生活の発見会ホームページ http://www.hakkenkai.gr.jp/
生活の発見会は、神経症に悩む人たちのための森田理論による自助グループです。全国で約4600人の会員を擁し、全国に支部と集談会をもつ組織です。当ホームページはその本部が開設しています。
生活の発見会の目的から活動内容など、神経症に悩む人への情報発信をしています。
■九州医大のホームページ http://www02.so-net.ne.jp/~npsybt/
日本森田療法学会でも中心的な役割を担い、森田療法も古くから精力的に取り入れた精神療法を実施している九州医大のホームページ。
現在は、強迫神経症の方のみに絞り込んだホームページとして、その原因や対処方法などを説明しています。
■土屋医院のホームページ http://www9.ocn.ne.jp/~tsuchi/
ご自身も思春期から青年期にかけて神経症に悩みぬいた経験があり、教員生活を経て心の悩みをもつ人に役立ちたいという情熱から医師に転身した土屋守先生が開設しているホームページです。
当ホームページは「京都心身・学習総合カウンセリングルーム」と名付けられ、森田療法や内観療法などを取り入れ、日本の文化・風土にあった精神療法を精神疾患に悩む人達に向けて、実践し活動していることが解説されています。
■Reynolds博士のホームページ http://www.cl-life.com/(日本語)
Constructive Living(建設的な生き方)というテーマで、アメリカの文化人類学者であるレイノルズ博士(David K. Reynolds Ph.D.)が、日本の伝統的な精神療法である森田療法と内観を実践・研究し、その理論をベースに、より実際的に生きていくことを目指した教育の方法とその考え方などを解説したホームページ。レイノルズ博士は当財団とも交流が深く、当財団から評議員を委嘱しています。
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