森田療法では薬物を使用しないのが基本です。しかし、森田神経質の度合いが低くヒステリー傾向が強い場合や、薬物療法が有効であると判明し本人も希望する場合、薬物療法を併用することがあります。当院では向精神薬をまったく投与しない者と何らかの形で投与する者の比率は約1対1です。森田療法と薬物療法を併用する場合、薬物療法を単独で施行する場合に比較して薬物の量を減らす効果を期待できます。神経症では森田療法単独で血量が難しいということはありませんが、薬物療法を加味した方がより効果的であるという傾向は、特に不安神経症(パニック障害)や強迫神経症に認められると思います。また最近では、うつ病やアルコール依存症等の神経症以外の精神疾患に森田療法を適用することがありますが、その場合森田療法を単独で行うのではなく、各疾患の本来の治療法を行った上で森田療法を加味することが多いようです。