外来、入院、いずれの場での心理療法においても、とくに修正を必要とせず、問題なく導入でき、効果をあげることができると思います。
私は森田療法にかかわる年月が長くなるにつれて、その原法に益々ひかれるようになりました。
昨年(1998年)10月、私は横浜相原病院で、「絶対臥褥」を体験する機会を得ました。その体験を通じて私は、森田療法はその目的、原理、構成が見事に不可欠に結び合されており、その奥の深さを知ることができたのです。この時の体験によって、私のその後の心理療法の内容は大きく変化しました。この数カ月、何人かのクライアントの治療にあたって、4段階で構成される入院森田療法の原法に立ち戻ってみました。そこで、一段階づつをじっくりと体験してゆきます。
森田先生が目指した目標とは何だったのだろうか?その目標達成に向けてどんな環境設定や方法が採用されたのか?それら目標のうち、どれが自分に必要なものなのだろうか?それ以外の目標も、この原理を応用すれば達成できるのだろうか?米国の病院で入院森田療法が受けられない現在、どうすればこの療法に必要な環境設定ができるのだろうか?
入院療法が不可能ならば、この療法に修正を加えなければならないのだろうか?
別に知的な遊びで、こうした疑問を考えているわけではありません。実際に私達が自宅で、クリニックでつきあたっている問題なのです。
私達の試みは始まったばかりですので、今のところ、その結果についてお話できる段階ではありませんが???。